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資源ビジネスの趨勢を見極め
趨勢を見極め
事業投資先の舵を切る

Person

06

Tamai Hiroaki

玉井 寛章

Cantak Corporation 出向

2006年入社

理工学研究科専攻修了

Work

事業投資会社の安定経営
そして未来のための舵を取る

カナダのアルバータ州は、石油や天然ガスなどの天然資源を豊富に有する世界有数の石油・ガス産業の中心地として知られ、多くの著名企業が進出している。玉井が副社長として赴任するCantak Corporationは、石油や天然ガスの掘削や輸送をする際に用いられる、油井管やラインパイプを取り扱うメタルワン100%出資の事業投資会社の一つだ。

「既存ビジネスの推進・拡大と並行して、トレンドであるクリーンエネルギーの潮流を捉えた新規ビジネスの創出。さらに、中長期的な視点で会社を成長させるための舵取り役として、重要な意思決定から東京本社との橋渡し役、財務・人事に至るまで幅広い業務に携わっています」

市場の変動性が大きいことが特徴でもあるエネルギー業界でいかに事業を安定的に展開していくか、それはマネジメント層の手腕にかかっていると言っても過言ではない。加えて、その結果が現地ナショナルスタッフとその家族の未来を左右するという重大な責任も背負う。そして、変革期を迎える業界で、さらなる成長を実現する・・・日本から遠く離れた異国の地で、そんな多くの難題に向き合う玉井だが、こうした簡単に解決できないビジネスに挑める環境こそ、働く醍醐味に他ならないと語る。

「人と社会を取り巻くエネルギー市場が転換点を迎える今、ある意味その未来を決めるような立ち位置にいられるという幸運は、メタルワンだから享受できるもの。だからこそ、全身全霊でビジネスに向き合い、良い結果を引き寄せたいですね。そして、その過程を楽しんでいきたいと思います」

Episode

商社の本質は仲間づくり
難局打開のカギは「想い」

総工費100億ユーロ(約1.3兆円)を超える巨大なパイプライン建設プロジェクトが動き出そうとしていた。そのルートは、ロシアと遠く離れた欧州をつなぐというもの。北京駐在を終えたばかりの玉井は、その情報を掴むと、いくつかある入札案件のうち、海底に敷設するプロジェクトで使用するラインパイプの受注に照準を定め、即座に行動を開始した。

「敷設距離としては1,000㎞弱。陸上と異なり最大水深が2,000m以上の海底に敷設するラインパイプということで、高い品質が求められる案件であり、その要求性能を担保できるかを判断する、非常に厳しい技術審査基準がありました。それをクリアしつつ、収益を確保できる鋼材供給のサプライチェーン構築が求められました」

玉井は、いくつかのプランを模索する中で、日本製のラインパイプをイタリアへ輸送し、塗装を施して、プロジェクトの要求サイトへ届けるという商流に可能性の一つを見出す。そして、早速イタリアのシチリア島にある塗装加工メーカーと協力協定を結び、鋼材の生産・加工・供給体制を構築し、技術審査に備えた。ところが、審査が差し迫っても、必要な資料が一向に提出されない・・・状況打開のため、玉井は急遽現地の工場へ自ら足を運んだ。

「審査に必要な準備が何も進んでおらず愕然としました。日本と海外の商習慣の違いは、北京駐在で理解していたつもりでしたが、“約束”“責任”の価値基準の差の洗礼を、ここでも受けることになりました」

蓋を開けてみると、数ヶ月間ほぼ何も準備がされていない事実が発覚。ここから、生産部門や品質管理部門などの各部門の責任者と協議を繰り返し、改めて審査に必要な検証や資料作成に奔走するが、その遅れを取り戻すために連日深夜まで工場に缶詰となった。玉井は努めて「心は熱く、頭は冷静に」を貫き、キャッチアップの交渉・作業に心血を注いだ。すると、その玉井の後ろ姿に、徐々に工場のスタッフが触発され、変化が起こり始めた。その結果、シチリア島到着時には実現不可能にすら思われた審査への参加は、締切当日に実現することができた。

「人を動かすのは、ロジックでもスキルでもなく、最終的に“想い”だと確信させてくれた現場です。『なんとしても成功させたい』という私の強い想いを感じてくれたのか、ある時を境に、皆が献身的に協力してくれるようになりました。あきらめないと、いいことがあるんですよね」

商社の仕事は一人ではできない。だからこそ、商社の本質は“仲間づくり”だと玉井は言う。

「その後、東京にいるプロジェクトチームが一丸となって、徹夜で完成させた入札資料を見送った時の朝日は、今でも忘れることはできません」

玉井はこの経験で、顧客の求めるものや価値を生み出す原動力は、“想い”であり、その“想い”を提供するのがまた商社の役目だということを確信した。

Career

2008年

中国・北京での約4年の駐在

北京五輪直後より北京に駐在。主に中国国内のエネルギー業界向けへの鋼材供給および中国からのソーシングを担当。初の駐在ということで意気込み過ぎた結果、赴任当初は当時の中国人上司との関係が上手くいかず、苦労した。それから、郷に入っては郷に従えの通り、中国の文化や商習慣を改めて学ぶことで、最終的には信頼関係を築くことができた。

2012年

大型パイプラインプロジェクトに奔走

エネルギープロジェクト事業部ラインパイプ・鋼管素材課にて、大型パイプラインのプロジェクト案件を担当し、日本製の鋼管を納入するべく奔走。鋼管、塗装、ファイナンスアレンジ、入札参加とスケールの大きな仕事を経験することができた。

2018年

カナダの事業投資先の経営に取り組む

油井管課へ異動し、北中南米エリアの油井管のトレーディングおよび北米の事業投資会社管理を担当。今までのトレーディング事業に加えて、事業投資会社の業績管理や価値向上に向けたサポート業務を担当。2020年9月より担当していたカナダのカルガリーにあるCantak Corporationへ出向し、副社長として事業経営を担っている

Q & A

会社の魅力

メタルワンに加え、三菱商事・双日の両株主会社のネットワークを駆使したスケールの大きなビジネスができること。そして、その環境の中で、論理的に考え、結果を出すことによって、自分の考えたアイデアで事業を進めることができる風潮があることが魅力です。

仕事の流儀

お客様にとって何が一番ハッピーか?そしてその実現のために自分が、メタルワンが何をすべきかをとことん考え抜き、時には相手にとって耳が痛いことでも言うべきことを言う・・・そんな是々非々を貫き、お客様を良い方向に導いていくこと。

Profile

Tamai Hiroaki

玉井 寛章

Cantak Corporation 出向

2006年入社

理工学研究科専攻修了

幼い頃から空手に勤しむ。指導できる立場であることから、赴任先のカナダで道場を開き、その面白さを広めたいと考えている。最近はコロナ禍ということもあり、趣味の旅行を控え、自宅で読書や映画鑑賞に興じている。