Business 事業紹介

鉄を介した幅広いビジネスを通じて世界中のあらゆる産業に貢献する。
それが、メタルワンの使命。
ここでは、世界中で幅広い産業を支え、
ビジネスを展開するメタルワンの事業を紹介する。

メタルワンの2つの機能 「トレーディング」と「事業投資」

メタルワンは、需要家(ユーザー)と供給者(サプライヤー)の橋渡し役として、
商材のトレードを行う「トレーディング」と、
加工・製造・販売といったバリューチェーンの各機能の有する企業に対して投資を行い、
経営に参画する「事業投資」の2つの機能を有している。

トレーディング
について

トレーディングとは、商社の基本的なビジネスモデルの一つ。資材や製品を販売したい供給者(サプライヤー)と、資材や製品を買いたい需要家(ユーザー)との間に入り、需要と供給のマッチングを図る。また、その際に商材を受け渡すだけではなく、メタルワンが保有するマーケティング機能やロジスティクス機能、ファイナンス機能とともに提供することで、商流に付加価値を創出し、円滑なビジネスをサポートする。

トレーディングについての図

事業投資
について

先に触れた通り、商社が展開するビジネスにはさまざまな事業者(ユーザーやサプライヤー)が存在します。メタルワンは、それらの事業者間に介在するだけではなく、加工・製造・販売会社といった企業に対してメタルワンの「人材・ノウハウ・資産・設備・情報」等を投入し、事業経営に参画することで利益の拡大や安定化を図っている。

トレーディングについての図

トレーディングと事業投資の他にも、
お客様のビジネスを加速させるさまざまなソリューションを提供している。

サプライチェーンマネジメント

鉄鋼メーカーや流通事業者、グループ会社と連携し、鉄鋼製品のサプライチェーンの拡充・強化に取り組んでいる。

マーケティング

最新の鉄鋼市場や国内外の顧客動向をもとに、新たな販売先の開拓や新規ビジネス開発に向けた提案を行う。

デジタル・
トランスフォーメーション

顧客の業務効率化や生産性向上、新規事業展開など、経営課題の解決に向けた最新のデジタル技術を提供する。

グローバルネットワーク

国内外の拠点や事業会社、取引先、株主などのネットワークから世界中の情報を収集し、顧客に対してインテリジェンス機能を発揮している。

鉄鋼総合商社
メタルワンがカバーする
5つの事業部紹介

厚板・建材・鋼管事業部

船舶・建設機械・産業機械向けの厚板、建築物・土木インフラ・エネルギープラント向けの建材・鋼管等、主に重厚長大産業向け鋼材の供給・加工・物流を担う。
重工業、造船、橋梁メーカー、ゼネコン向けの鋼材供給に加え、海外向けビジネスも積極的に手掛けており、新興国の国土開発に欠かせない建設機械向けに厚板溶断事業会社を中国・インド・ブラジルに展開。建材分野では「エムエム建材(株)」、鋼管分野では「住商メタルワン鋼管(株)」を設立するなど、業界再編も牽引。又、電炉製品の原料となる鉄スクラップを取扱うことで、 資源循環型社会の実現にも貢献している。

グローバル事業部

アジア全域および北中南米向けの「自動車用鋼板」ビジネスや、発電所の変圧器や電気自動車(EV)用モーターに使用される「電磁鋼板」ビジネスに注力。事業会社を米国・メキシコ・中国・インドネシア・タイ・インド等へ展開し、海外市場における地産地消への対応も積極的に行っている。
また、中期的な需要拡大が見込まれ、投資環境が整備されている北米を始めとした事業開発や、これまでに無い新たな機能の創出にも取り組んでいる。

薄板事業部

重量の70%が鋼材といわれる自動車、エアコン・冷蔵庫・ショーケースなどの電機製品、テーブル・椅子・オフィス収納などの鋼製家具、18ℓ缶・ペール缶・飲料缶等の缶製品、また、広く建材用途にも用いられる「薄板」を取り扱っている。人々の暮らしを便利で豊かにする、身近な製品を製造する産業向けの国内ビジネスが中心。
日本国内の様々な地域で薄板の加工、トレーディングを行っており、薄板を必要とするお客様に日々必要な製品をお届けするため、全国で数多くの事業投資先を設立・展開している。

鉄鋼貿易・エネルギー事業部

石油・天然ガスを主とした世界中のエネルギー資源開発・輸送プロジェクト向け「鋼管」「鋼管素材」、世界各地の建材需要や鉄道・橋梁といったインフラ開発プロジェクト向け各種鋼材のトレーディングを主体とし、「薄板」類では食缶需要捕捉といった、より消費者に近い分野にも携わる。EX(エネルギー・トランスフォーメーション)関連需要への対応、戦略的投資活動も展開しながら、世界共通のテーマとなっている持続可能な社会の実現に向けて貢献していく。

線材・特殊鋼・ステンレス事業部

ネジやバネ、土木や建築の構造物などに使用される「線材」、自動車の内燃機関・足回り部品、原子炉やプラントなど過酷な環境で使われる「特殊鋼」、防錆性の高さから厨房器具や建築部材などで用いられる「ステンレス」など様々な鋼材を取り扱っている。
国内で培った営業力とグループ会社との連携を活かし、鋼材需要が急伸する新興国のみならず欧州や北米といった先進諸国のユーザーにも鋼材を供給している。また、二輪車・四輪車の需要増が見込まれるインドネシアでの線材加工会社設立や、部品を扱う子会社のグローバル展開など、様々な事業展開によって世界各地の産業を支えている。