Cross Talk | キャリア採用社員座談会

多彩な知識と経験を、 次のフィールドで

メタルワンの風土を表す言葉がある。それが「多様性」だ。会社設立以来、この多様性を重視してきたメタルワン。また、それを推進する上でキャリア採用も積極的に行っている。ここでは3名のキャリア採用社員に登場してもらい、メタルワンの魅力を語ってもらった。

PROFILE トークメンバー

グローバル事業部
海外事業開発室
畑山 健司 Kenji Hatakeyama
2009年入社
線材・特殊鋼・ステンレス事業部
線材・特殊鋼BU 特殊鋼課
安倍 健登 Taketo Abe
2022年入社
デジタル変革推進部
QOLABO推進ユニット
小谷 和久 Kazuhisa Kotani
2007年入社

※掲載内容は取材当時のものです。

TALK THEME

スケールの大きさに
魅力と可能性を感じる

みなさんのこれまでの経歴を教えてください。

畑山

私は大学卒業後、同業他社で約6年間勤務しました。1年間のトレーニングを経て、薄板の輸出業務を3年、その後海外駐在員として薄板の営業を2年経験しました。鉄鋼ビジネスの知見はもちろんですが、海外駐在などの経験を通じて課題解決のスキルを身に付けることができたと感じています。

小谷

私の前職は食品流通業です。戦略立案や拠点の管理、新規顧客の開拓や商品切替の提案など、幅広い業務に携わりました。理系出身ということもあり、EXCELやACCESSを活用したデータの分析やVBA(Visual Basic for Applications)のコーディング等のスキルも身につけてきました。

安倍

私の場合は、実はメタルワンが4社目になります。1社目が大手産業機械メーカーの海外営業、2社目がベンチャー企業でWebマーケティングのコンサルティング。そして3社目では、業務改善を中心とした総合的なコンサルティングをしていました。

小谷

3つの業界を経験された安倍さんが、4社目でメタルワンを選んだのはどうしてですか?

安倍

友人がメタルワンに勤務していたのがきっかけです。元々新卒の時にも商社には興味がありました。金額、物量ともにスケールの大きさは魅力的でしたし、醍醐味のある仕事だなと。また、鉄鋼という生活に欠かせない素材にも魅力を感じました。小谷さんは?

小谷

私は流通の仕事が好きで、その世界をもっと知りたいと思っていました。それを実現できるのが、食品とは真逆の鉄鋼業界かなと。食品業界とは比較にならない物量がありますし、川上から川下まで一気通貫した仕事ができると思いました。畑山さんは同業からの転職ですが、きっかけは何だったのですか?

畑山

当時在籍していた会社の将来的なビジネスの広がりや自身の成長を考えた結果、環境を変える必要性を感じたのが一番の要因です。他業種も幅広く検討しましたが、最終的にはこれまでの鉄鋼ビジネスの経験を活かすとの結論に至り、であれば業界トップのメタルワンしかないと。規模感やネットワークの広さに、大きな可能性を感じましたね。

TALK THEME

独自の風土とそれぞれの仕事

入社後はどんな印象を持ちましたか?

安倍

良い意味で大企業っぽくない印象がありましたね。設立してまだ浅い分、硬直した組織ではない。また、会社を良くしていくことを自分事として考えている人が多いのはすごく印象的でしたし、いい人が多いなと率直に感じましたね。

小谷

私が入社したときも、みなさん非常に温かいし、優しいなと感じました。それは今でも変わっていません。また転職された方は誰でも感じることだと思いますが、自分が当たり前だと思っていた価値観を根底から変える必要がありました。会社にはそれぞれ固有の価値観があることを改めて認識しましたね。畑山さんは、同業他社からの転職でしたがどうでしたか?

畑山

雰囲気に圧倒されたのを覚えていますね。当時配属されたのが自動車用鋼板の国内営業だったのですが、とにかく活気に溢れていて、仕事に対するスピード感や個々のメンバーの熱量の高さなど、良い意味ですごい会社に入社したなと思ったものです。

現在はどのような仕事をされているのですか?

畑山

主に北米地域での新規事業開発に取り組んでいます。地域の事業環境変化に着眼した新しいビジネスの創出に挑戦中です。小谷さんは全社的な業態変革プロジェクトですね。

小谷

ええ、入社から10数年、営業部署で勤務してきましたが、2021年からは業態変革のプロジェクトに携わっています。現在は「QOLABO」推進ユニットに所属しています。「QOLABO」とは「Quality of Life and Business Optimization」の略で、個人の生活とビジネスの質を最適化することを目指しています。効率化により業務の余白を作って、個人の成長を促し、それが新しいビジネス、価値創造を生む、そしてそれが会社の成長につながるという考えに基づき、業態を変革していく取り組みです。

安倍

具体的にはどのようなことをやっているのですか?

小谷

「QOLABO」が目指すことの一つが、デジタルを活用した業務効率化の推進やモノ売りからコト売りの転換(業態変革)です。実際には各ビジネスユニットの方々とコラボレーションして取り組んでいますが、私自身は進捗管理や様々な課題への対応をはじめ、社内宣伝活動としてメルマガの作成や社内研修のサポートなど、全社全体の風土を変えていく取り組みも行っています。安倍さんは営業最前線ですよね。

安倍

はい、主に自動車に使われるばねの原料である特殊鋼を取り扱っています。バネメーカーの鉄鋼需要に対して、鉄鋼メーカーからの供給量を調整するデリバリーがメインですね。

畑山

私もかつては営業の最前線にいましたが、お客様とミル(鉄鋼メーカー)の間に立つ仕事ですから、厳しい局面もありますよね。

安倍

そうですね。数ヶ月先の需要に応じたオーダーをミルに伝えても需要は変化しますし、需要と供給が合わない場合も少なくはないです。そのなかでも、答えを見出していく仕事ですね。

TALK THEME

経験から得られること

これまでの経験はメタルワンで活かせていますか?

畑山

私の場合は同業他社からの転職になるので、これまでの経験はすべて活かせています。特に国内営業時代、担当の取引先が海外に進出する際は、前職での海外経験が非常に役立ちましたし、取引先からの信頼獲得にもつながりました。

小谷

私は前職でのEXCELの知見を活かして、自部署での業務効率化を実現できました。またRPA(Robotic Process Automation)導入の際には、RPA第一号の作成やロボットコンテストでMVPをもらうなど、前職の流通業で培ってきた理系的素養を発揮できていると思いますね。

安倍

私はコンサルでの経験がかなり活かせていると感じています。課題を見出し、解決するまでの打ち手が実装されるまで、お客様と並走するという経験は、今の仕事に活かせていますね。

では、メタルワンで新たに得られたことも教えてください。

小谷

個人的には“視点”ですかね。トレーディングを行うなかでも、ただそれだけをやっていても他社との差別化ができないわけで。なぜ、メタルワンから買うのか。それが問われていることを強く感じましたね。

安倍

私もその意識は感じましたし、そのような課題意識を持っている社員が多いですよね。なぜメタルワンか、さらに言えばなぜ商社から買うのか、商社の存在価値が問われていると思いますね。

小谷

私たちは取引先の課題を解決する、そのために“鉄のことなら何でもやる”というマインドを持ち、コントローラーとして総合力を発揮する必要があると思います。そのためには、自己視点ではなく他者視点で物事を考えることが大切ですし、メタルワンで様々な経験を積む中で、そのような考え方、視点を身に付けることができたと思います。

畑山

お二人からのお話は非常に重要だと思いますし、若手を中心にそのような課題意識を持って取り組んでいる社員が増えてきたと思いますね。

安倍

畑山さんも、自動車鋼材の国内営業や米国駐在など、多くの経験をされてきていますよね。

畑山

そうですね、国内営業においても米国駐在時も、社内外で高い対人能力が求められましたし、様々な課題をチームで解決する経験を積んできました。そのあたりのスキルは身につけることができたかなと感じています。また課長時代には、メンバーが働きやすい環境を整え、チームの力を最大化することの大切さと難しさを、身をもって経験しました。

TALK THEME

未来に向けたチャレンジ

ズバリ、メタルワンで働く魅力とは?

安倍

私の場合は「人」に尽きますね。これまで3つの会社を経験し、色々な人との出会いがありましたが、これほどすばらしい人が集まっている会社はありませんでした。みなさんポジティブで前向き、モチベーションも高く、尊敬できる人がたくさんいます。こういう人たちと一緒に仕事ができる環境は、そう多くないと思いますね。

畑山

私も安倍さんと一緒で「人」の部分が大きいですね。振り返ると、本当に人に恵まれてきたと感じます。ビジネスパーソンとしてのレベルの高さや、知識やスキルだけでなく、人間力を持った人が多いと思いますね。私より若い人たちも非常に優秀で頼もしい。気持ち良くつき合える仲間がいるから頑張れるのだと思います。

小谷

まったく同感です。本当にいい人が多いですよね。あえて異なる意見を言うとすれば、入社以来、たくさんのチャレンジの機会を与えてもらっています。現在行っている業態改革プロジェクトも同様です。積極的に色々な機会や場所を与えてくれるところは魅力的ですね。

畑山

私もそれは実感していますね。チャレンジを後押ししてくれますし、そのチャレンジを正当に評価してくれる環境があると思います。加えて言えば、新卒だとかキャリアだとか、そういった垣根がまったくない。元々、二つの商社から誕生した会社ですから、設立時から多様性を重視してきたのだと思いますね。

では、これからみなさんが挑戦したいことを教えてください。

小谷

現在進めているプロジェクト「QOLABO」を着実に推進し、モノ売りからコト売りへの転換を果たすことが最大の挑戦だと思っています。

安倍

モノ売りからコト売りへの転換というと?

小谷

端的に言えば、人を介さないオペレーションの構築です。未だにFAXで注文するお客様も存在する業界ですよね。そいった属人性を排し、鉄鋼サプライチェーンにおけるプラットフォームを構築したいと考えています。それが業界のスタンダードとなり、サプライチェーン上のすべての企業の競争力を上げていくことで、日本の競争力を取り戻していきたいですね。メタルワンだからこそ、それが実現できると思っています。安倍さんの今後の目標は?

安倍

商社での魅力の一つに、トレーディングだけでなく、経営に関わることができる点があげられると思います。今はとにかく目の前の仕事をこなしていくことに全力を傾けたいと思いますが、将来は海外事業投資先や国内子会社の経営に携わりたいと思っています。そこで、今まで見たことがない景色を見てみたい。それがゼネラリストに成長していく糧になると思っています。畑山さんは、今まさに新規事業開発に挑戦中ですね。

畑山

そうですね。今までにない新しい事業を生み出すことがミッションですが、自分が作ったと胸を張って言える、大きな仕掛けやビジネスを形にしたいと思っています。